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以下「テレビの黄金時代」P136より、
<お呼びギャグ>の発生については、3つの説がある。
1.秋元近史ディレクターにぼくがきいた話。
「『シャボン玉』の前身『魅惑の宵』で、作者の前田武彦さんが、その場面と全く関係のない人物になって登場するという悪戯をやっているうちに生まれたものです」
2.おそらく『魅惑の宵』であろう。「忠臣蔵」をやり、赤垣源蔵、大石主税、堀部安兵衛、神崎与五郎とならんで、五人目に板垣退助がいるという落ち。これは前田武彦が青島幸男に語ったという起源である。
2.は前田武彦自身が書き、演じたものと考えれば、あり得ることである。
要は、秋元ディレクターが1の発想を非常に面白がって、しつこくくりかえしたことだと思う。プロデューサー兼ディレクターが乗らなかったら、こんなギャグは成立しない。
「シャボン玉ホリデー」がスタートして一年半は、ほとんど秋元近史がひとりで演出に当たっているが、・・・・・・
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植木本人から小松説を聞き続けていた私としては、なかなか受け入れ難い内容となっている。
しかし、よく考えてみたい。
■以下NHKハイビジョン「スーダラ伝説 夢を食べ続けた男」より
植木「バンドギャラで俺達は4万円、桜井センリは18万円」
というインタビューがある。
同じ番組内で、
桜井センリ「いろいろできる、編曲もできるとかだと需要が多く、必然的にギャラが高くなる。でもそんな違わない、笑っちゃうぐらい1万円とかですから・・・。」
■また同じ番組内、沢田駿吾さん達バンドメンバーとの会話より
植木「クラブエデンで出ているときに(となり指差し)生まれた長男」
バンドマン「え?あの時植木さんいくつよ?」
植木「二十歳」
バンドマン「え?二十歳?うそだぁ~」
植木「たぶん二十歳・・・」
・・・・そうだ。「お呼びでない」ギャグは小松政夫トチリによる誕生ではないのではないか。
そう考えずにはいられなくなりそうだ。
-続く-
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