2011/03/28

小松さんからの電話

夜携帯の着歴・留守電に気付く。
留守電を再生すると小松政夫さんからだった。
昨日が植木命日だったことから電話をくれたようだ。

かけ直してみたが、留守電になったのでメッセージを残す。
終わるとすかさず小松さんからの電話が鳴る。

久しぶりの会話で、お互いの近況などを話し、
また近いうちにメシを食いにいこうと誘ってもらった。
(植木没後にも2人でおつかれ会をして、2人ともどうやって帰ったか記憶にないほど飲んだ)

そして小松さんに電話をもらうという絶好の機会がきたので、「お呼びでない」ギャグ誕生について改めて聞いてみた。



2011/03/27

本日は命日なり

3月27日は植木等の命日です。
今年で没後4年、月日の過ぎ往く波にただ身をあずけるばかりです。

まだ公にできませんが、植木等に関する音楽企画を進行させています。
またこれは公にできますが、Hitoshi Ueki音楽スタジオを近日開設します。

人の縁とは不思議なものですが、今も植木等の大きな傘に守られて生活できることに感謝しなければならないと思う今日この頃です。

2011/03/23

戸井十月『植木等伝「わかっちゃいるけどやめられない!」』小学館2010年

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない」

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」
戸井 十月
小学館 2007

・藤元康史インタビューはP229~「エピローグ」に掲載 
『植木等伝「わかっちゃいるけどやめられな !」』は小学館週刊ポストに連載されていたものを単行本化したものだ。 小学館週刊ポスト2007年1月26日号

著者の戸井十月氏は映画「風の国」で脚本・監督をし、植木は出演者という関係があった。
(これは映画プロデューサーの村上元一氏(通称がんさん)のキャスティングによるものと思われる)
映画出演以降、戸井氏との関係はなかったが、戸井氏の父、画家の戸井昌造氏の没後個展に植木が出かけた際に再会している。(これは私も憶えている)

その後植木、戸井が会う機会はなかったが、元TBSディレクターの砂田実氏(砂田・植木の関係)と戸井氏の接点より、植木等伝の執筆を戸井に依頼されたという経緯がある。
したがって、砂田氏は『植木等伝「わかっちゃいるけどやめられない」』においてプロデューサーなのである。事実、植木へのインタビュー全てに砂田氏は立ち会い、また伊勢への取材旅行にも同行された。

植木伝では生まれから最晩期まで、植木自身のインタビューによって振り返っている。
もちろん私も全てのインタビューに同席したが、本でも記されている通り、爆笑が幾度となく起きた。「お呼びでない」などはやることがわかっていても、やはり笑えるのだ。こういうギャグはそう滅多にあるものではないだろう。

私へのインタビューははP229~「エピローグ」に掲載された。
<本文より>
植木は私に人間としてどうあるべきかを体現し、どう生きるべきか示してくれた。私にとってこれがなによりも尊いことである。植木等は清らかだった。