植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない」 |
植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」 戸井 十月 小学館 2007 ・藤元康史インタビューはP229~「エピローグ」に掲載 |
『植木等伝「わかっちゃいるけどやめられな !」』は小学館週刊ポストに連載されていたものを単行本化したものだ。 小学館週刊ポスト2007年1月26日号
(これは映画プロデューサーの村上元一氏(通称がんさん)のキャスティングによるものと思われる)
映画出演以降、戸井氏との関係はなかったが、戸井氏の父、画家の戸井昌造氏の没後個展に植木が出かけた際に再会している。(これは私も憶えている)
その後植木、戸井が会う機会はなかったが、元TBSディレクターの砂田実氏(砂田・植木の関係)と戸井氏の接点より、植木等伝の執筆を戸井に依頼されたという経緯がある。
したがって、砂田氏は『植木等伝「わかっちゃいるけどやめられない」』においてプロデューサーなのである。事実、植木へのインタビュー全てに砂田氏は立ち会い、また伊勢への取材旅行にも同行された。
植木伝では生まれから最晩期まで、植木自身のインタビューによって振り返っている。
もちろん私も全てのインタビューに同席したが、本でも記されている通り、爆笑が幾度となく起きた。「お呼びでない」などはやることがわかっていても、やはり笑えるのだ。こういうギャグはそう滅多にあるものではないだろう。
私へのインタビューははP229~「エピローグ」に掲載された。
<本文より>
植木は私に人間としてどうあるべきかを体現し、どう生きるべきか示してくれた。私にとってこれがなによりも尊いことである。植木等は清らかだった。
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