キャデラック・フルサイズリムジン 河口湖旅行でのスナップ-2000年頃 |
植木等はスターらしく外車を乗り継いできたが、シーマ大事件によって国産車シーマがやってきたことは前に記した。(海外では逆なわけで、もちろんシーマはグローバルにすばらしい車)
シーマを乗るようになって数年経っていただろうから2000年前後じゃないだろうか。植木家ではドイツから愛娘家族が帰郷していて、河口湖へバカンスへ出かけることになっていた。
そんな中、高橋さん(小松政夫さんがオヤジさんの付き人になる前の運転手で、たしか芸能人志望ではなく、植木等が好きでオヤジさんの元にやってきた人)という植木家とは旧知の人が訪ねてきていて、その時河口湖へ出かける話が出た。
「それならうち(高橋さんの勤め先)の社長のキャデラックで行きましょうよ。私が運転しますから。」
と高橋さんの申し出があっさり決まったのだった。
さすがに私は定員オーバーで乗れないから、期間中休みだな♪と期待したのも束の間、
「ああ、大丈夫リムジンだから、藤元さんも乗れますよ・・。」
「・・・・・・・・・・・・。(乗れなくていいのに)」
「お前も来いよ」とオヤジさん。
「分かりました」(断れるわけないよな)
こうして写真のキャデラックで河口湖へ出かけてきたのだが、
道中「このキャデラック買いませんか」セールスが連発されることになる。
高橋さんは別に他意があるわけでなく、単にオヤジさんに乗ってもらいたかったのだろう・・。
「いいよ~キャデラック、ねえいいでしょう?」
「フジモトさんも運転してみてよ」
「いや、運転はいいです、デカ過ぎますよ」
「大丈夫だって、1回乗ればわかるって」
「デカすぎて怖いですよ(こんな車がやってきたらどうなるんだ!)」
ってなやり取りがあって、結局試運転は断り通したのだったが、オヤジさんにも最後まで粘っていただタカハシさん。
それで河口湖でオヤジさんと2人きりになった時、
「どうだ、キャデラック」
「オヤジさんあの車は勘弁してください・・。あの車が家に停まっていて、出かける姿は想像できないです。」
「そうか、わかったわかった、カカカ・・・」
こうして、キャデラック・リムジンが植木家へやってくることは回避できたが、それにしても日本でこの車を乗るってどういうことなんだ。
今では考えられないが、そういえば昔、志村けんさんはリンカーンのリムジンに乗ってたんじゃなかったかな?まさか今は乗ってないだろうけど。
時代だねえ。
「およみでない?」
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